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東京は狭いようで広い。 一日であちこち視察するといっても要領よく周らないと失敗する。 私は学生時代から通算6年東京で暮らした。 学生時代は主として多摩地区にある国立市という街に住んでいた。 東京暮らしといえば格好いいが、多摩地区は東京ではいなかだ。 ジャワ原人にひっかけて「三多摩原人」などといなか者扱いされた。 もっとも今はそうでもないかもしれない。 それでも国立市は素敵な街だった。 国立をいなか街呼ばわりする者はいないだろう。 高級住宅地といっても過言ではない。 私は国立が大好きだった。 母校一橋大の文化遺産のような校舎といい、街並みといい、JR国立駅舎の形といい、どれも大好きだった。 しかし学生というのは出不精である。 普段は国立周辺ばかりが行動範囲。 たまに合コンで吉祥寺、 ごくたまに新宿、 神田御茶ノ水には年に数回程度、 渋谷、赤坂、六本木などほとんど行かなかった。 今から考えると、私が暮らした街周辺はJRと西武沿線だったのだ。 代官山や田園調布は東急沿線。 大阪でも南海沿線と近鉄沿線があるようなものだ。 六本木には社会人になってから何度か来ている。 最初はケバい街というイメージだった。 しかし、この東京ミッドタウン、 家族連れもいる。 外人もいる。 なんとツアー客すらいるのである。 ダイエット中なため、レストラン街は無視。 ブルックスブラザーズより素敵な紳士服の店がないか見てまわったが、どうやら私のお気に入りの店はみつからなかったようだ。 それでも流行りのエコというかヒーリングというかポリシーに基づいて設計デザインされているのが印象的だった。 この辺が六本木ヒルズとは若干異なる。 しかし、鑑定士としていうならば、 ここ数年流行りのDCF法という収益還元法を用いた収益価格を重視するよりも、こうした時代の流れに着目した造りを前提とした建物である以上、期間限定のインウッド手法による収益価格重視の方がより現実にマッチした経済価値を把握できるのではないかと思った。 店舗が入ってるのは4階までなのだろうか? それ以上はホテルかな? もっと上層階にまで店舗を入れてもよかったのではないか。 難波パークスはもっと上まで店舗が入ってる。 サントリー美術館に入ろうとしたが、閉館中だった。 そこで富士フィルムの写真館を覗いてみた。 いい写真展がやっていた。 中でも1964年東京オリンピック開催直前の東京の様子を撮った写真展はよかった。 私が過ごした学生時代ともまるで違う、 今とは街が違うみたいだ。 ヘー東京もこんな街だったのかと思うような別世界。 入場無料だし、是非観覧をオススメしたい。 外に出た。 中目黒に行くためだ。 喫茶アマンドがくすんで見える。 今でも夜になると外人がたむろするのだろうか。 東京はまだこうした空間を利用した縦の商業地と原宿や代官山のような面的な横の商業地が拮抗している。 地方ではもうこの関係はくずれ、空間利用した商業地の方が優っている。 面的な商業地はもはや商業地から住宅地へと移行しつつあるように思う。 大都会はなんでもありでもいいかもしれない。 しかし衰退の一途の地方都市は、もっと都市計画、用途地域を見直す必要があるのではないか。 たとえば空間利用の商業地を制限してはどうだろう。 |
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