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help リーダーに追加 RSS ファニーメイとフレディマック

<<   作成日時 : 2008/07/18 01:03   >>

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蓮の花


マギー・メイといえば、ロッド・スチュワートの名曲だ。

私が下宿した街、国立市にはこの名称のロック喫茶すらあった。

しかし、マギーではない。

ファニーメイという。

ファニーメイとは連邦住宅抵当公庫の意味。

フレディ・マーキュリーというといわずと知れたクイーンのメインボーカリスト。

しかし、マーキュリーではない。

フレディマックという。

フレディマックとは連邦住宅金融抵当金庫の意味。

いずれも米国の政府系金融機関。

民間の金融機関から住宅ローン債権を買い取り、それをもとにして証券を発行している。

つまりこういうことだ。

Bさんが家を購入するのでA銀行から5000万円借りて35年返済の住宅ローンを組んだとしよう。

A銀行には毎年そのいくらかが返済されてくるが、A銀行は貸した5000万円をすぐに返してもらえるわけではない。

ところが、この5000万円の債権を買ってくれるところがあったらどうなる?

それがこのファニーメイやフレディマックなのだ。

彼らはこの住宅ローン債権を買ってくれる。

するとA銀行は5000万円とまではいかないまでも、4800万円で買ってくれれば、その金をまた他人に貸すことができる。

債権のままではこれができない。

銀行は人からお金を預かってそれを人に貸して、その利ざやで経営が成り立っているんだ。

銀行にとってこうした債権を買い取ってくれる機関はありがたい存在。

他方、債権を買い取ったファニーメイやフレディマックは、この債権をどうするのだろう?

5000万円の債権を4800万円で買って、そのままだったら、これらの機関も行き倒れるしかないだろう。

債権は、これらの機関にとって立派な資産だ。

資産に見合った負債をもてる。

そこで、この債権に見合った証券(社債のようなものかな)を発行するんだ。

証券を買ってもらえば、これらの機関には資金が入ってくる。

そうしてこの資金を運用すれば経営が成り立っていくのである。

政府系とはいえ正確には民間の金融機関であるのに、その証券の信用はかなりたかく米国国債に次ぐそうだ。

しかし、世の中景気がいいときはこれらの循環がうまくいく。

しかし、サブプライムローン問題以降、この循環に支障がきたされるようになってきた。

だって、住宅ローン債権そのものが信用できなくなってきたからだ。

そこへアメリカ政府はファニーメイやフレディマックに資金援助を行うことにした。

東京株式市場は一時持ち直したが、猜疑心があるのだろうか、あまり効果はないようだ。

どうしてアメリカの話が日本に影響するかって?

これらの機関が発行する証券を直接間接に日本の金融機関が買っているのだ。

格付けが高いから安心して買ってきた。

その元締めが傾きだすと、日本にも影響があるのは当然だろう。

金融という世界はこれだから怖ろしい。

景気のいいときはぶくぶくと膨張していくが、傾きだすと萎んでいくのもこれまた早い。

通貨の持つ信用創造力というのは、ある意味で両刃の剣といっていいのではなかろうか。

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