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大阪難波パークスに一風変わった店がある。 &音(アンドン)という店だ。 店内は雑貨とCDと落語関係の書籍とCDという奇妙な組合せ。 店も狭いので、なかなか見つけられない。 何階にあるのかもつい忘れてしまう。 しかし、ここの音楽CDコーナーはあの澤野工房レーベルのみの取扱い。 澤野工房というのは大阪下町のオッチャンが世界中の無名ジャズメンたちのアルバムをこれでもかこれでもかとリリースしてくれている前代未聞の新レーベルだ。 おそらくこのレーベルが誕生したとき、東京のジャズ評論家たちは度肝を抜かれたと思う。 ジャズのルーツはアメリカ。 どこのレーベルもアメリカ中心だった。 もちろんプレイヤーもアメリカ人が中心でないと話が進まなかった。 しかしアメリカではジャズは下火の一途。 他方、ジャズは世界中に伝播していた。 そりゃあそうだろう。 ブルースを中心にしてジャズの命はアドリブなのだから。 アドリブのできるプレイヤーは世界中にいる。 オーストラリア、オランダ、カナダ、ドイツ、北欧、英国等々どこにでもいる。 日本では無名だが、ご当地ではかなりの人気を博しているプレイヤーだってごまんといるのだ。 それを日本に紹介したこの澤野工房の功績は大きい。 澤野工房のアルバムは別にこの店でなくとも手に入る。 和歌山にだって売っている。 けれどもこの店は澤野工房のみ。 しかもほとんどのアルバムが試聴できる。 知らないプレイヤーほどアルバムジャケットに騙されやすい。 試聴できるのはありがたい。 今日はたまたまCDを買ったついでに店員の方としばし澤野談義。 なんとDVDもありますよだって。 たちまち購入してしまった。 ウラジミール・シャフラノフトリオ。 2001年地元ヘルシンキでのライブDVDだ。 ジャズの雰囲気は大きなコンサートホールよりもこうしたジャズクラブでのライブの方がよく伝わる。 CDの世界では最近こぞって世界中の若手ジャズメンがアルバムを発表してくれているが、DVDではそうお目にかかることがない。 家庭で味わえるジャズクラブの味はもうたまらない。 今夜はバーボンでも傾けようかな。 |
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