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<<   作成日時 : 2008/02/27 23:36   >>

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南部梅林


世相が暗い。

政治もおもしろくない。

経済も低迷している。

テレビに映るどこかの国の女性大統領候補の焦った表情は、ますますこちらも苛立たせてくれる。

不動産市場も停滞気味だ。

建築確認がなかなか下りないのも本当のようである。

例年になく寒さが厳しい今冬。

寒さにはぴったりの世相だが、仕事の方は多忙である。

忙しいときこそ帰宅後は心和ませてくれるニュースに見入りたいものである。

久しぶりにとある大規模開発団地に行った。

以前は経年の住宅地で建物も老朽化し、閉店するスーパーや店舗も目立っていた。

ところが、最近になって近くに大規模小売店舗が出店することになるや、

人はいい気なもんである。

次々に新築の戸建物件が増えてきた。

老朽化していた住宅も建替られている物件もちらほらと見えた。

日常的な身の回り品の購入先は大規模でお洒落で楽しいところがいいに決まっている。

しかし、店舗あっての背後地なのか、背後地あっての店舗なのかは地域によってもその力関係は異なる。

生物はいずれ死んでしまうが、土地は死なない。

いつかまた息を吹き返すときがくる可能性を秘めている。

こうした土地利用の長期的な展望をもっとヴィジョン化する手立てはないものだろうか。

スーパーができるからさあ住宅を建てようじゃ、短絡的に過ぎる。

乱開発もこうしたことから生じるのである。

パリの街に見るように、今までの都市は中心部から放射線状に郊外へ広がっていくのが都市のあり方だった。

しかし、現在の都市の力学は、中心部から客足が郊外へ流れる構図となっている。

ベクトルの方向が逆になっているのである。

それを是とするか非とするか、それを長期的な視点で議論しないと都市のこれからの理想などあってないようなものになる、そんな気がする。

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